自宅で行う筋トレ初心者が増えているようですが、そんな自宅トレーニーに一番オススメなトレーニング器具が「アジャスタブルダンベル(可変式ダンベル)」です。
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筋トレ初心者の自宅トレーニングには可変式ダンベルの一択です
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使い込んでいても経験したことがない人のほうが多いかも知れませんが、ここではアジャスタブルダンベルで意図せずプレートが外れてしまったときの直し方をご紹介したいと思います。万が一のときの参考にしてください。
アジャスタブルダンベルは意外に単純な構造なので、仕組みさえ分かれば中学生くらいの力があれば誰でも直せます。この記事は応用した方法ではなく、分かりやすさを優先した少し回り道ながら誰でもできる直し方の紹介です。
アジャスタブルダンベルでプレートを付け直す方法
それでは、まずはアジャスタブルダンベルの仕組を簡単に理解しておきましょう。さっさと急いで直したいと思いますが、構造を理解しておくことで直し方の理解も進むはずです。
- 重量の書かれたダイヤル(ノブ)を回すと内側にあるメタルプレートが回転します
- メタルプレートの動きでウェイトプレートを固定するディスクの数が変わります
- ディスクが固定したウェイトプレートだけがツメに引っかって固定され持ち上がります
直す必要がある「プレートが外れた状態」というのは、「ツメで固定されていたはずのプレートが外れてしまった状態」ということです。重量を指定するダイヤルの位置が中途半端だったのが主な原因でしょう。
外れてしまったプレートは元の位置に挿し込もうとしてもツメに引っかからず、そのままではダイヤルも回せない状態になっているはずなので、下記の手順で元の状態に戻してください。
外れたウェイトプレートを戻すための手順
ウェイトプレートを元の状態に戻す方法ですが、ここでは少し回り道ながら下記の手順で行います。外れたプレートがある側のダンベルだけの作業です。
- アジャスタブルダンベルの裏側にボタンがあることを確認
- 裏側のボタンを押しながらダイヤルを回して一番軽い重量に変更
- ウェイトプレートを全て外す
- 外したウェイトプレートを全てベース(ダンベル台)に戻す
- アジャスタブルダンベル本体(ハンドル)をベースに戻して重量を変更
直すのに必要な工程はこれだけで、要約すると「ダイヤルを一番軽い重量にして、全てのプレートを外して台に戻し、そこにダンベル本体(ハンドル)も戻す」という流れです。
アジャスタブルダンベルの最軽量は「ウェイトプレート0枚のハンドルだけ」になるため、「ベースにウェイトプレートが全て並んでいる状態 = 最軽量で使っている状態」と同じです。あとはハンドルを台に戻して、いつもどおりダイヤルを回して重量を変えるだけで問題ありません。
最軽量は片手24kgの場合は2.5kg、片手40kgの場合は5.0kgです。
それでは少し分かりづらいかも知れないポイントについて、画像を使いながら簡単に説明していきます。
アジャスタブルダンベルの裏側にあるボタン
裏返しにする機会がないと思うので知らない人も多いと思いますが、アジャスタブルダンベルの裏側にはボタンが存在します。メーカーによって黒色や白色だったり色は異なります。
このボタンを押すことで重量を変えるダイヤル(ノブ)が回せる状態になります。押すのに少し硬いと感じる場合は何か物を使って押し込んでください。
外れてしまったプレートを直す場合は、このボタンを押しながら一番軽い重量にダイヤルを合わせ、残っているプレートを全て外す作業を行います。これが一番重要です。
もう少し構造の話を補足しておくと、ベース(ダンベル台)の中央付近には金属のツメのようなものがあり、ダンベルを置くとこのツメにより裏側のボタンが押された状態になります。
これにより、ハンドルをベースに置いた状態=ボタンが押された状態ということになり、重量を変えるためのダイヤルを回せるようになるわけですね。かなり原始的な構造なことが理解できると思います。
外したウェイトプレートを全てベース(ダンベル台)に戻す
アジャスタブルダンベルの重量を最軽量にするとプレートが全て外せる状態になるので、外れたプレートを直す場合はダンベル台に全てのプレートをセットしてください。下の画像のような状態になるはずです(外れた側だけのプレートを外せば問題ありません)。
方向が違うとプレートがベースにはまらないので間違えることはないと思いますが、プレートの金具が外側になるようにウェイトプレートをベースに差し込んでください。
あとはハンドル(ダンベル本体)を戻してダイヤルを回せば、これまでどおりにアジャスタブルダンベルの重量を変更できるようになります。お疲れさまでした。
可変式ダンベルはトレーニングベンチが必須です
冒頭で筋トレ初心者にはアジャスタブルダンベル(可変式ダンベル)がオススメと書きましたが、ワークアウトの質を上げるためにはトレーニングベンチが必須です。
せっかく安くはないダンベルを買ったのであれば、その効果を最大化できるようにベンチの活用を検討してください。ベンチがあるだけで行えるトレーニング種目が増え、効率的に鍛えられる部位が純粋に増加します。
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必須です!ダンベルはトレーニングベンチとセットで使いましょう
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ベンチを使うことで多くのトレーニーの大好物であるダンベル・ベンチプレスにも挑戦でき、その挙上重量は「平均(標準)」のデータがあるので、自分が他の人に比べてどのような立ち位置なのかを知ることもできます。大会に出場するなどしない限り、トレーニングは孤高な作業の繰り返しです。このような目安や目標を持てるのは貴重だと言えるでしょう。
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ダンベルやバーベルは何キロを上げれば平均以上なのか
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