家庭用脱毛器

家庭用脱毛器で脱毛に成功する人・失敗する人

家庭用脱毛器で脱毛に成功する方法

 

最近では男性のムダ毛に対する意識も高まっていて、メンズエステ以外にも家庭用脱毛器の使用が選択肢に挙がっているようです。

男性にとってメンズとはいえ「エステ」というのはハードルが高いですし、仕事から帰った後でも脱毛に取り組める家庭用脱毛器の手軽さは魅力的でしょう。

ただ、男女問わず脱毛市場の成長で参入メーカーも増えてきて、もはや普通の人は「何を選んだらいいのか分からない」ような状況になってしまっているのも事実です。

色々な種類がある家庭用脱毛器

ネット上の口コミや評判は「0点か100点」に振れやすく、人間の心理に「悪い評価」は「良い評価」よりも強く印象に残ります。そうなると、誰もが称賛する完璧な商品など存在しないのに、悪評のない・欠点がない商品を探してしまい、結局は何を選んでいいのか分からない袋小路に迷い込んでしまう人が多いようです。

家庭用脱毛器も安くはない買い物なので、慎重になるのは良いですが、調べ過ぎるのも考えものですね。

実際、私は半年も熟考してレーザー脱毛器のトリア(toria)を買いましたが、個人輸入で皮膚麻酔まで購入しながらも4ヶ月目に使用を断念しました。想像以上の痛みが原因です。

トリア・ビューティー・ジャパンのレーザー脱毛器
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ということで、今回は「この脱毛器がオススメです」という話ではなく、どのような家庭用脱毛器を選んだとしても「脱毛に成功する人・失敗する人」の特徴をお伝えしたいと思います。

「家庭用脱毛器による脱毛とは?」を正しく知って、下記のような口コミや評判に惑わされないようにしましょう。

  • 毛が抜けない
  • また生えてきた
  • 家庭用で脱毛は無理
  • 色素沈着する
  • ヒゲには効かない

特に、男性は「即効性」を求める傾向があります。しかし、家庭用脱毛に「即効性」はありえません。需要の多いヒゲ(特に口ひげ)に関しては、サロンの15回チケットでも脱毛しきれない人もいるくらいの難敵です。

ちなみに、私は難易度が高いと言われるヒゲ脱毛にも成功し、色白なので目立っていた青ひげも今は昔の状態です。手前味噌ですが「成功した人」と言って良いと思っています。

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家庭で脱毛に成功する人・失敗する人の違い

家庭用脱毛で脱毛に成功する人と失敗する人の違いですが、端的に言うと「正しい知識が全て」です。これが結論です。

多くの人は脱毛についての正しい知識がないことで、「抜けない」「生えてくる」「火傷した」というようなマイナス面の評価を下してしまう人が出てしまうわけですね。

男性に多いようですが、即効性を求めるのも脱毛のメカニズムを無視した知識不足からくるものでしょう。

家庭用脱毛器で効果の出やすい身体の部位
家庭用脱毛器でも脱毛効果が出やすい身体の部位

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家庭用脱毛器を使うのであれば、最低でも下記のようなレベルの知識はもっておく必要があります。

  1. 脱毛には年単位の時間が必要です
  2. 脱毛の仕組は「熱」によるものです
  3. レーザーも光(フラッシュ)も効果あります
  4. 家庭用脱毛器は「永久脱毛」ではありません
  5. 医療機関・エステでも肌トラブルが起きています

家庭用脱毛器は「医療機関やエステに行かないでも脱毛できる」くらいの意識ならギリギリ間違いではありませんが、「医療脱毛やエステの代わりに家庭用脱毛器を使う」という意識では少々問題があります。

ということで、家庭用脱毛器を使うなら最低限知っておきたいことについて、一つ一つ説明していきましょう。

脱毛には年単位の時間が必要です

まず、家庭での脱毛に即効性を求めてはいけません。

これは医療脱毛やエステであっても同じで、ましてや家庭用脱毛器に即効性などありえません。もし即効性のある商品がある場合、医療行為に該当する可能性があり違法かつ危険です。

医療脱毛の脱毛効果が高いのは、医療機関で皮膚科・形成外科の専門医が診察したうえで認定を受けた強力な医療用脱毛機器を使うからです。それでも、毛周期の関係で「期間は約1年が目安」というクリニックもあり、完全な脱毛までに2-3年を目安にしている医療機関も珍しくありません。

医療レーザー脱毛に必要な回数は、『2~3か月周期で5~6回ほど施術を受ければ、自己処理が楽になるレベルまで永久脱毛できる』というのが一つの目安です。

医療脱毛が完了するまでに必要な回数は? - 池袋フェミークリニック

家庭用脱毛器メーカーの説明書でよく見る「毛周期を考えて2週間に1回実施」という案内は正しいとは思いますが、それは万人が問題を起こさないように使う場合です。

成長期の毛に対して、エステでは1回あたり60/100を脱毛・抑毛でき、家庭用脱毛器では1回あたり20/100を脱毛・抑毛できるとすると、家庭では「実施頻度を上げる」「長い期間続ける」しか効果を上げる方法はありません(数字はイメージです)。医療脱毛ほど高出力な家庭用の脱毛器は作れないので、これしか選択肢はありません。

ということで、医療脱毛・エステ・家庭用脱毛ともに脱毛には「時間」が必要です。極端なことを言うと、1年も使っていない人(素人)の口コミや評価は話半分に聞きましょう。

 

脱毛の仕組は「熱」によるものです

これは脱毛の基本中の基本ですが、医療でも家庭用でも脱毛は「熱」の作用によって行います。

脱毛は毛母細胞と毛乳頭の熱変性によるもの

レーザーにしてもフラッシュ(光)にしても、発する熱によって毛母細胞と毛乳頭を熱変性させて、毛再生の働きを失わせることを目的としています。これが「脱毛」できるメカニズムの基本ですね。

さらに、これは毛周期が成長期にある毛にしか効果がないため、退行期・休止期にある毛には熱を加えても意味がありません。

これは医療脱毛でもエステ・家庭用脱毛でも同じ原理のため、熱による肌へのダメージや火傷などのリスクが伴います。そもそも、熱変性自体は「医療行為」です。これに近いことを家庭で行おうとしていることを忘れないでください。

脱毛は医師やプロが万全を期してもトラブルが起こる行為のため、医療行為に該当しないよう出力が抑えられているとは言え、家庭用脱毛器は慎重な取り扱いが求められるのは当然です。肌の状態を確かめていなかったり、冷やさずに照射したり、家庭用脱毛器は素人が使うことに対するリスクがあることを過小評価しないようにしましょう。

何かあってから製品のせいにして文句を言うのはお門違いです。

 

レーザーも光(フラッシュ)も効果があります

医療用レーザー脱毛が有名なので、「永久脱毛」と言えばレーザー脱毛のようなイメージの人もいると思いますが、医療行為の「永久脱毛」でもフラッシュ(光)による脱毛もあります。

一例ですが、医療機関では「IPL(Intense Pulsed Light, インテンス・パルス・ライト)」と呼ばれる医療認可のある高出力な機器が使われています。

Intense Pulsed Light(IPL)による光脱毛

そのため、医療行為の熱変性を確実に起こすレベルの家庭用脱毛器は存在しないものの、ケノン(KE-NON)ヤーマン(YA-MAN)のようなメーカーが光脱毛の商品を販売していますね。

  • ケノン … 家庭用脱毛器で売上No.1
  • ヤーマン … TV広告で有名な東証一部上場企業

これは先行していたレーザー脱毛でも同じで、出力を抑えたレーザー脱毛器をトリア(tria)のようなメーカーが販売しています。

  • トリア … 本格派の家庭用レーザー脱毛器

脱毛のメカニズム(毛母細胞と毛乳頭を熱変性)を理解していれば、レーザーやフラッシュなどは手段でしかないことが理解できるでしょう。効果がない商品は淘汰されるだけです。

 

家庭用脱毛器は「永久脱毛」ではありません

これは非常に回りくどい言い方や表現になってしまうのですが、「永久脱毛」と言えるのは医療脱毛だけです。毛母細胞と毛乳頭の熱変性は医療行為に該当します。

そのため、エステ・サロン・家庭用脱毛器は「脱毛」と言う表現しかできません。「永久脱毛」という表現は使えないわけですね。

医療脱毛とエステ脱毛の比較

 

しかし、これは表現(言葉遊び)の問題で、「永久に脱毛できるわけではない」というと脱毛効果が弱いようにも聞こえますが、「いつかは生えてくる可能性もある」という意味でしかありません。「もう生えません」と言ってはいけないので、そうは言わないだけの話です。

実際、女性の多くは医療脱毛よりエステでの脱毛を行なっており、それを「脱毛」としているわけで、医療行為の「永久脱毛」だけが「脱毛」という理解をしている人は少数派でしょう。

要するに、エステにしろ家庭用脱毛器にしろ、「永久脱毛ではないだけ」であって「一般的な脱毛」はできます。そして、世の中の「一般的な脱毛」は「医療機関の永久脱毛」より「エステの脱毛」でしょう。もちろん、「エステの脱毛」は「永久脱毛」ではありませんが、世間一般が期待する脱毛のレベルとしては十分です。

ムダ毛処理の方法と経験割合

 

脱毛の効果に関しては「医療用レーザー脱毛が圧倒的に有利」かつ「自由診療で儲かる分野」のため、クリニックなどの医療機関は「エステ・家庭用脱毛器は "永久脱毛" ではない」ことを強調する傾向があります。

医療機関によくある永久脱毛のプロモーション

マーケティングのフレーズとしては間違いありませんが、それが一般的に期待される「脱毛」であるかは別問題です。

「永久脱毛ではないから脱毛ではない(ので良くない)」というネガティブなプロモーションのは、医療脱毛から見たポジショントークでしかないでしょう。

もちろん、エステも家庭用脱毛器も十分に「脱毛」です。

 

医療機関・エステでもトラブルが起きています

医療機関・エステを利用した場合でも、肌や効果に関するトラブルが多いのが脱毛業界です。

脱毛による皮膚トラブルの経験

なくならない脱毛施術による危害 - 国民生活センター

これは「プロでも信用できない」というような話ではなく、プロでも難しい施術だからこそ「家庭用脱毛器も軽く見てはいけない」という話です。さらに、使うのは素人なので尚更でしょう。

「永久脱毛」は医療行為なので医療機関だけだとしても、「脱毛」はエステでも家庭用脱毛器でも実現できます。ということは、程度の差こそあれ、家庭用脱毛器でも相応のエネルギー(熱)を扱っているということです。

繰り返しになりますが、問題が起きて困る前に「脱毛」についての知識を蓄えましょう。設備に加えて知識・経験に長けたプロでもトラブルが起きるのが「脱毛」です。

 

結論:脱毛を正しく理解して結果が出るまで継続すること

繰り返しますが、世間一般で言われる「脱毛」で「永久脱毛」のみを意図する人は少数でしょう。

エステティックサロンや家庭用脱毛器は「脱毛」です。医療行為である「永久脱毛」をうたえるのは医療脱毛だけで、病院・クリニックでしかできません。

熱破壊式・蓄熱式の医療用脱毛器

 

このような言葉の定義を踏まえて、一般的な「脱毛」はエステでも家庭用脱毛器でも可能です。「また生えてくる」というネガティブに聞こえる話は「永久脱毛とは言えないだけ」というのが背景です(これを医療機関ではポジショントークでは「抑毛」と呼ばれることもあります)。

また、家庭用脱毛器(エステの業務用機器も)は、医療行為に該当する効果が出るほど高出力な商品ではありません。ただし、回数や時間をかけて行うことで、世間で言う「脱毛」の効果が得られるという商品です。

  • 医療行為ではないので永久脱毛ではない
  • 出力の関係で1回あたりの効果は薄い(回数・時間が必要)
  • 医療行為と同じ「熱」なので慎重に(素人である自覚)

まとめると、重要なことは上記3点に集約されます。

これらを理解せずに書かれていると思われる口コミ・評判はノイズだと思って問題ないでしょう。「肌の色や質」「毛の太さや濃さ」などを言い出したら、最終的には「人による」という結論になってしまいます。行きつく先は「家庭用脱毛器は止めましょう」としか言えなくなりますね。そして、たとえ医療機関・エステであってもトラブルがあるのはご説明したとおりです。

医療機関やエステで危害が発生した施術の内容

家庭用脱毛器は「空いた時間にコツコツと継続すること」が効果を出す最善の近道です。その心構えに加えて、自分に合った脱毛器に出会えるように商品を選んでください。考え過ぎて失敗した私のオススメは「売れている商品を選ぶ」です。

私は熟考に熟考を重ねて最初にレーザー脱毛のトリア(tria)を購入しましたが4ヶ月目に捨てることになり、光脱毛のケノン(KE-NON)に乗り換えて今に至ります。

ケノン(KE-NON)- ケノン公式サイト

トリア(tria)- トリア公式サイト

 

トリアからケノンに乗り換えた理由なども詳しく書いていますので、よろしければ参考にしてみてください。

トリア・ビューティー・ジャパンのレーザー脱毛器
レーザー脱毛のトリアを止めて光脱毛のケノンに変更した理由と結果

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